20年前の今日、仕事を終えた社内で同僚とニュ-スを聞きました。22時頃のことです。
衝撃でした。
その頃 仕事人間だった私は、今後の海外旅行の動向に影響が出るのではと心配になりました。
今思えば、ひどい人間です。

死者約3,000人、負傷者25,000人を超えたアメリカ史上最悪のテロ攻撃でした。
日を追うごとに全体像が分かり、血なまぐさい状況が露見されました。
当時、サウスタワ-内にあるモルガン・スタンレ-社でセキュリティ部門責任者として働いていたリック・レスコラ-氏。
隣のノースタワ-に航空機が激突した直後は、航空機事故と思われ避難指示も出ていませんでしたが、このリックはテロ攻撃と察し、元軍人の機転を利かせ いち早く避難誘導を促しました。
従業員数は約2,700人です。
避難途中でサウスタワ-にも航空機が激突し、恐怖で動けなかった社員たちを歌で励ましたのです。危険と判断し避難経路を変更したりと避難は順調と思われましたが、上層階に取り残された3人の社員を救出するためにリックは無謀にも再びビルの階段を駆け上がるのです。
ビルへ戻った直後にサウスタワ-が倒壊。 リック氏は最後まで救助を続けたのです。
リック氏は3年ほど前に運命的な出会いを経て結婚しています。妻の名はスーザン。
電話で「もし僕の身に何か起こったら、君は僕の人生のすべてだっということを覚えていて欲しい。君に出会えたことが僕の人生で一番の幸せだった」と伝えています。
それと親友にも電話を「頼みがある。スーザンが動揺している、すぐに家に行って励まして欲しい」と。
ううううっ泣ける。 愛と勇気の話です。
テロは絶対起きてはダメなんです。
犠牲になられたすべての方々の御冥福を心からお祈りいたします。
心身に深い傷を負ってしまわれたすべての方々の日常が、日一日と穏やかなものとなりますように・・・。
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